【原神】魈の性能評価とおすすめ武器、聖遺物、パーティなど

原神

旅人さんこんにちは、微課金勢のずわいがにと申します!
この記事では「護法仙衆夜叉(ごほうせんしゅうやしゃ)」にして「金鵬大将(きんほうたいしょう)」にして「降魔大聖(こうまたいせい)」という二つ名が多すぎの魈(しょう)を紹介します。


無凸で確保して育成してしばらく使いこんだわたしの個人的な使用感は↓

・元素爆発中の落下攻撃が「高火力」だが「低ダメージ」の風元素アタッカー
・集団戦に「特化」しているが、「得意」なわけではない
・基本的に高HPの単体ボスには向かない
・元素エネルギーのチャージに難がある
・聖遺物厳選のコスパが悪い
・元素反応を使いこなせない初心者向け

という印象です。


というわけで結論を書きます。高難易度を攻略するという点での性能面に期待して魈を引くのはおすすめしません。
その理由を詳細に説明するので、よかったら読んでってくださいね~。

※天賦育成優先度は「通常=爆発>>>スキル」です。全部上げたほうがいいです。

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「高火力」だが「低ダメージ」の理由

「なに意味不明なこと言ってんだこのカニ野郎?」と思いましたか?
まあ、そうっすよね(笑)でも↓の説明を読めば納得してもらえると思います。
まず、風元素アタッカーは「炎・水・氷」のアタッカーとちがってダメージの伸びしろが低いです。
なぜ風元素アタッカーの伸びしろが低いかというのは、↓のようなデメリットがてんこ盛りだらからです。

・風元素は「翠緑4セット」による耐性デバフを受けられない
・起こせる反応が「拡散」しかない
・スクロースや万葉によるバフを受けられない
・感電・過負荷などの反応に関与できない


まず、あらためて説明しておくと「翠緑4セット」による「敵の耐性デバフ-40%」という効果はあくまで「敵に付着した元素をフィールドに出場中の風キャラが拡散したとき」にしか発動しません。この仕様を誤解しているひとが多いんですけど「控え中のキャラが拡散」しても発動しないのです。つまりウェンティやスクロースで爆発をポン置きして即キャラチェンするとデバフが入らないというわけです。


そして、拡散できない「風・岩」元素はなにをどうやっても耐性デバフができないということです。これは重要な要素です。
ここまでで風元素アタッカーがどれくらいデメリットを背負っているのかご理解いただけたと思います。


ではつぎに「現環境最強クラスのサブアタッカーである夜蘭」と組んだときのことを、「炎」元素アタッカーと比較していきます。

 

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「現環境最強クラスのサブアタッカーである夜蘭(いぇらん)」と組んだときの比較


たとえば、☆4キャラの煙緋(えんひ)をアタッカーとする「煙緋・夜蘭・鍾離・スクロース」というパーティ編成だとしましょう。



この編成の火力増加の要素は↓

・夜蘭と煙緋による「蒸発」(最低1.5倍のダメージアップ)
・夜蘭の爆発によるダメージバフ(最大50%)
・鍾離のシールドによる「全元素耐性デバフ」(近くの敵の全元素耐性-20%)
・スクロースの拡散によって「耐性デバフ-40%」が入る
・スクロースの固有天賦による元素熟知強化(蒸発のダメージがさらに伸びる)


キャラのビルドや育成状況によって変わりますけど、この編成なら煙緋のダメージは2倍どころではなく、3倍以上になります。バフデバフ抜きのソロ状態ではせいぜい「10000」くらいしか出ないわたしの煙緋の重撃が「40000」以上に伸びます。
なお、この煙緋は「命ノ星座1凸」「キャラレベル80/90」「天賦レベル8/3/8」「楽団4セット」「鍛造☆4武器万国諸海の図譜」装備という、初中級者でもかんたんに実現可能な、ごくごくふつうの煙緋です。ふつうというか、はっきりいっていろいろサボってます。


ステは↓


では、煙緋の枠を魈に替えた場合の火力増加要素を見ていきましょう。

・夜蘭と魈による拡散(固定値の低ダメージ)
・夜蘭の爆発によるダメージバフ(最大50%)
・鍾離のシールドによる「全元素耐性デバフ」(近くの敵の全元素耐性-20%)


これだけっす。寂しい……。
ちなみにこの「魈・夜蘭・鍾離・スクロース」という編成はネガキャンするためのいい加減な編成ではありません。


冒頭で「魈は『集団戦特化』だが『得意』ではない」と書いた理由は「魈自身には吸引能力がない」からです。スクロースの元素爆発で敵を集めることによって、魈の落下攻撃を当てやすくなります。
さらに「スクロースが元素スキルで生成する粒子を魈で受け取ること」により、魈の元素爆発を回しやすくなるというメリットもあります。スクロースに『龍殺しの英傑譚』を持たせれば攻撃力バフ、『金珀・試作』を持たせれば回復ができるので、サポート力も高いです。


が、ダメージを伸ばすことはほぼできません。なにしろ↑で例にだした、育成不足の煙緋をアタッカーにしたパーティより火力が出ません(驚愕)


ちなみにこの魈は「命ノ星座無凸」「キャラレベル90」「天賦レベル8/6/8」「☆5武器和璞鳶:精錬ランク1」装備なので、まあまあ育成しているため伸びしろはあんまりありませんが、煙緋のほうは伸びしろがまだまだあります……。

 

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単体高HPのボス敵には向かない

理由はおもに2つあります。

・元素チャージ問題が発生する
・「炎・水・氷」など元素反応でかんたんにダメージを盛れる他の元素アタッカーとちがって、伸びしろが低い


元素チャージの問題は無視できません。なぜなら敵が単体のとき「敵を倒したときにもらえる元素エネルギー」が一切もらえないので、パーティが自前で完璧にローテーションを回せるように自己完結している必要があります。


わたしの育成状況でモチーフ武器の『和璞鳶』を装備して、聖遺物の時計部分を『攻撃力%』にした場合にステータスが↓のようになります。



このステータスならば↑の項目で紹介した「魈・夜蘭・鍾離・スクロース」という編成では、味方のサポート込みで、会心時に落下攻撃1発でだいたい「40000」ダメージくらい出ます。ですが「西風装備の夜蘭」と「スクロースの元素粒子」でサポートを受けてもこのチャージ効率では爆発がぜんぜん回りません。どれだけ火力が高く見えても爆発が回らなきゃ話になりませんよね。DPS詐欺になっちゃいますから。


というわけで、時計部分を『元素チャージ効率%』にせざるを得ませんでした。



ごらんのとおり、攻撃力が激減しました。ただまあ「龍殺し」装備のスクロースでごまかせるので、落下攻撃1発のダメージはマックスで「30000」程度と微減くらいですみました。これなら爆発は回りますが、元素反応でダメージを伸ばせないので1発「30000」が最終的なダメージ限界になります。爆発の継続時間15秒中にできる落下攻撃は現実的に8回か9回くらいかな?


すっげー甘めに10回と見積もって「30万」ダメージ。ローテ2周で「60万」ダメ。3周で「90万」ダメ。螺旋12層や高難易度バトルイベントの単体ボス戦は「90秒で200万ダメージ」を削りきることを求められるため、かなりシビアということがおわかりいただけるでしょう。

 

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おすすめ武器

魈は「火力が自身のステータスに直結している」ので、基礎攻撃力が高い☆5武器が必須レベルだと思います。できればモチーフ武器の『和璞鳶(わはくえん)』を装備させたいですね。



☆4武器にはこれといったおすすめはないんですけど『西風長槍』ならば元素チャージ問題を解決しやすくなります。


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おすすめ聖遺物ビルド

「モチーフ聖遺物の『辰砂往生録4セット』1択!」と言ってしまえれば楽だったんですけど、わたしは「しめ縄2+剣闘士2セット」で運用してます。理由はかんたんで『辰砂往生録4セット』を厳選したくないからです。あそこの秘境に樹脂を使うのは拒否したい!樹脂は「絶縁・しめ縄」に回すものだと思ってますから。


魈ガチ勢になりたいひとは『辰砂往生録4セット』を厳選するべきだと思います。たぶんメンタルをやられると思うのでおすすめはしません(笑)
「しめ縄・剣闘士」などの攻撃力聖遺物や「翠緑の影」などから、サブステータスがいいものを2セット×2で装備するのが楽ですね。


メインステータス構成は↓

・花:HP固定
・羽:攻撃力固定
・時計:元素チャージ効率(or攻撃力%)
・杯:風元素ダメージ%
・冠:会心ダメージ(or会心率)

重視したいサブステは「元素チャージ効率」「攻撃力%」「会心率・ダメ」です。


無凸の場合、チャージ効率が最低でも160%ないと爆発がぜんぜん回りません。時計を「攻撃力%」にするのであれば、サブステで「元素チャージ効率」を60%以上盛る必要があります。
風キャラのサポートがない場合、200%とか必要なんじゃないですかね……?たぶん厳選難易度は全キャラ中トップクラスに高いんじゃないでしょうか。がんばってください。わたしはがんばる気になれませんでした。

 

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相性のいいキャラとおすすめパーティ

敵の風耐性面を下げる方法は「鍾離のシールドによる全元素デバフ」と「敵の防御力を下げる」この2つしかありません。つまり、魈のダメージを上げるためには「魈自身のステータスを上げること」と「ダメージバフを盛る」この2つしか方法がないのです。風元素アタッカーがどれほど窮屈なものか、おわかりいただけるでしょう。


元素反応でダメージを飛躍的に伸ばすことができない以上、相性のいいキャラは限られます。

シールドキャラ:鍾離(推奨)、ディオナ
サポートキャラ:ベネット夜蘭スクロース行秋ジン・リサ


わたしが思いつくのはこんなもんでした。枠が余ったら設置系のスキル持ちの雷元素キャラをいれると火力の補助ができますが、シナジーは低いと思います。

元素チャージの問題を考えると、パーティの基本は「風2・シールドキャラ・バフキャラ」になります。元素爆発の自傷効果を考えるとヒーラーもいれたいところですが、ダメージを伸ばせない純粋ヒーラーはいれたくないですね。


↑で紹介した「魈・夜蘭・鍾離・スクロース」はおすすめです。



夜蘭に「西風」で元素チャージ、スクロース(1凸推奨)に「龍殺し」で攻撃力バフをケアできます。この編成ならば高HPのボスと風元素生物以外なら、ほぼすべての局面に対応できます。代替要員は↓

夜蘭の枠:行秋・ベネット
鍾離の枠:ディオナ
スクロースの枠:ジン 

行秋は「ダメージ軽減」「中断耐性」「微量回復」があるので、シールドキャラをいれなくてもよくなります。ただ、安定性はガン落ちすると思います。 鍾離の枠に回復もできるディオナで代用できなくもないですが、そうすると風元素耐性を下げる手段がなくなるため、できれば鍾離をいれたいところです。

ちょっとネガティブな感想が多くなりましたけど、螺旋12層クラスの性能を求めないならぜんぜんOKじゃないですかね?なにしろ「螺旋12層ともなれば集団のザコ敵もかなりHPが高くなる」ため、集団戦ですら火力不足になるのが厳しいと思いました。

個人的に「ここが違ってたらよかったのに!」と思ったところは、

・元素爆発の継続時間15秒は長すぎる(長すぎてたいがいのバフ・デバフ・シールドが切れる)
・元素爆発のクールタイム18秒も長すぎる
・必要元素エネルギー70は重すぎる(風キャラを2人いれる必要があり、パーティの火力が低くなりやすい)
・そもそも支払った代償と火力がつりあってない

「必要元素エネルギー50」「継続時間6秒」「クールタイム10秒」「落下攻撃のダメージが今の1.5倍」

こんな感じであれば現環境でも使いどころがあったのかな、と思います。いうて古参のキャラですから、戦闘デザインがもう古くなっちゃってるんでしょうね。今は「フィールドに居座る時間が短ければ短いほど強い」という感じですから。フィールドにどっしりと長く居座る、古き良き時代のメインアタッカーという印象でした。


でもまあ、そこらへんのフィールドの敵にはまったく問題なく強いです。フィールド探索であれば、べつにヒーラーを入れなくても「HPが減ってきたら七天神像で回復すればいいだけ」ですから。補足すると、七天神像がない淵下宮(えんかのみや)や層岩巨淵地下鉱区だと、料理を食べざるを得ないのでめんどいかな~と思います。

まあ、フィールドの敵なんてべつにだれ使ってもどうとでもなるんですけどね……。


というわけで、魈ぜんぜんガチじゃない勢による紹介でした。
この記事は以上です。

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