こんにちは、体験版マニアのずわいがにと申します。アトラスの新作RPG『メタファー：リファンタジオ』の体験版をクリアしてきました。遊んだのはPS5版です。
ざっくりした感想を最初にまとめると、
・戦闘やビルド自由度の高い育成要素は「ペルソナ」よりおもしろそう
・世界観、キャラクター、音楽は「ペルソナ」のほうが魅力的に感じた
・ストーリーの良し悪しは序盤すぎて判断不能
って感じです。
わたしは「ペルソナ」シリーズのプレイ経験があるので、それと比較しながら感想を述べます。ちょっとした攻略もあるので、興味があったら読んでってください。
クリアまでのプレイ時間はだいたい６時間
難易度はノーマルでプレイ。ほぼすべての敵（中盤のボス：ドラゴンも）を倒し、宝箱やアイテムもたぶん全収集しました。体験版としては長い部類です。ちょっとしたインディーゲームレベルですね。ですが、ボリュームがすごいというより、半分くらいは戦闘の時間だったと思います。とにかく敵の数が多かった！
『プレスターンバトル』だと、たとえザコ戦であっても適当にやるとあっさり全滅したりするため、気を抜けません。ザコ戦が多いこともあって、後半はややうんざり気味でした。
もし、製品版をやるとしたら、ザコ戦はできるだけ回避する方向でプレイすると思います。アトラスのゲームはザコで経験値稼ぎしてレベリングをしなくても、低レベルでボスを倒せば大量の経験値をもらえるため、ザコ戦をがんばるメリットはないですからね。
メタファー体験版の攻略：プレスターンを活用する
メタファーの戦闘は「真女神転生」や「ペルソナ」シリーズと同じ『プレスターンバトル』システム。『プレスターン』は「敵の弱点属性を突く」「クリティカル」を与えることで、味方の行動回数が増えて、一気にたたみかけることが可能になるというものです。
逆に、攻撃をミスしたり、無効化されると一気にこちらのターンを消費してしまい、敵に攻撃権が移ってしまう。そうなると、総攻撃を食らって壊滅する危険性があるため、とても緊張感のあるバトルが楽しめます。ストレスフルとも言えます(笑)
なので、基本的には敵の弱点を突くことが重要。
体験版では、序盤は「炎属性」が弱点の敵が多く、中盤以降は「光・壊属性」が弱点の敵が多いです。そのため、主人公の『アーキテクト』を序盤は炎魔法持ちの「マジシャン」に、中盤以降は光魔法持ちの「ヒーラー」にすると楽に弱点をつけます。「ヒーラー」は全体回復魔法も使えるようになるため、攻守両面で活躍してくれます。おすすめ！
なお、わたしはレベルアップ時のステータスアップは「魔力」に全振りしました。魔法攻撃の威力が増すため、ただ弱点をつくだけでなく一撃で敵を倒せるようになり、より有利に戦えるようになるでしょう。
仲間の１人はモンク（壊属性）にしよう
後半には非常にHPが高いやっかいな敵が出現します。弱点を突かずに戦うと戦闘が長引き、かなり消耗してしまうことでしょう。また、体験版では「MP回復アイテム」がたぶん有限なので、消耗を抑えるためにできるだけ早く戦闘を終わらせたいです。MP管理がいちばんシビアなところ。
その敵の弱点を突いて大ダメージを与えるために、「壊属性」攻撃ができる「モンク」のアーキテクトを１人は編成しましょう。
中ボス、ドラゴンの攻略
ドラゴンは大技を使う前のターンに必ず「前列を狙っている！」とわざわざメッセージでお知らせしてくれます。なので、あわてずに全員を後列に下げればOK。あとはこまめにHPを回復しつつ殴るだけ。
たぶん「ペルソナ」にはない「前後列」の概念を教えるための、チュートリアルバトルですね。前後にライン移動してれば楽に勝てます。
近接キャラは、攻撃する前に「前列」に戻すのをお忘れなく！
※注：ドラゴン討伐の戦利品である『大剣』はグライアスに装備させないようにしましょう。ネタバレになるので詳しいことは言えませんが、とある事情で、すぐに後悔するハメになります(笑)
感想：UIはほぼペルソナ。グラフィック面はPS5としてはひかえめ
UI（ユーザーインターフェース）はほとんど「ペルソナ」シリーズと同じ仕様を踏襲しています。シリーズ経験者ならチュートリアルなしでもすんなり操作できることでしょう。
グラフィック面については「PS5……？」って印象でした。
もともと「ペルソナ」シリーズ自体がグラフィック面で勝負する作品ではありませんが、このクオリティならべつにPS4でプレイしてもいんじゃね？と思いました。
感想：アーキタイプのビルドは自由度が高く、おもしろそう
「メタファー：リファンタジオ」では、主人公以外の仲間も自由にアーキタイプをつけかえてビルドすることができます。
そのため、「ペルソナ」より育成の自由度が高く、いろいろなビルドやパーティ編成を試行錯誤する楽しみがありそうです。ミスったときの救済措置としてリセット機能があるかどうかはわかりませんでした。
感想：世界観・キャラ・音楽はペルソナのほうが好き
世界観はふつうのファンタジーものと大差なし。キャラはまだほとんど登場してない（と思われる）けど、個人的には千絵ちゃんほどぶっ刺さる、魅力的なキャラはいませんでした。
そして音楽は明らかに「ペルソナ」のほうがいい。こちらはありきたりのファンタジーRPGのBGMっぽくて、とくに印象に残りませんでした。作曲家は同じはずなんですが……。
感想まとめ
「ペルソナ」よりも戦闘やビルドはおもしろそうだと思いました。まだ開放されていないゲームシステムもたくさんありそうなので、わくわく感もあります。
が、わたしはべつに「ペルソナ」の戦闘面に惹かれていたわけじゃありません。むしろ、ザコ戦でもいちいち弱点を突かなきゃいけないのはめんどくさいとすら感じていました。おもに「世界観」「キャラ」「音楽」にハマってた、浅いタイプのファンです。
それらの点にそれほど魅力を感じられなかったので、「発売日にフルプライスで買うか？」といわれると……ちょっと口を濁してしまいますね。ゲームとしては期待を持てましたが、なにしろ１００００円ですからねー。悩みますけど、セールになってからでいいかな……？
※『メタファー：リファンタジオ』の発売日は「2024/10/11」の予定です。
詳細情報はこちらの公式サイトで確認してください。
