【シーオブスターズ】クリア後の感想と評価。おもしろいけど…

ゲームレビュー
Sea of Stars

こんにちは、RPG好きのずわいがにと申します。PSプラスエクストラの「ゲームカタログ」に『シーオブスターズ(Sea of Stars)』があった(2023/12月現在)ので、プレイしてきました。


リリース直後からいろんなゲームメディアから高評価のレビューが上がってたので、コンシューマーのゲーム情報を追ってるひとには説明不要ですよね。個人的には「こんな旧世代のルックでほんまかいな?」と疑いつつやりましたが、たしかにおもしろかったです!


寄り道をほぼせずにひたすらメインストーリーだけを追ったところ、クリア時間は約25時間でした。プレイする前は「ものすごくインディーゲームっぽいし、たぶん10時間くらいで終わるだろ」とタカをくくってたので、ボリュームに驚きました。


というわけで、この記事では『シーオブスターズ』の個人的に「評価できる点」「評価できない点」についてまとめました。ネタバレはないので、興味があったら読んでってください。

 

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ダンジョン探索が最高におもしろい!

『シーオブスターズ』の魅力といえば、ダンジョン探索に尽きます!1つ1つのダンジョンはそれほど広くはありませんが、とにかく無駄がない設計で、狭い空間にさまざまなギミックを配置してあります。


どうやって先に進むかを考えながら探索するのが楽しかった!ギミック自体にも理不尽な難しさがないのは高評価できます。
なにしろ、わたしはふだんちょっと難しいギミックにぶち当たると「めんどくせ、攻略サイト見るか」になりがちな、脳みそエコ勢ゲーマーですからね!すいません、ただのぬるいゲーマーです。

ちなみに、どのくらいギミック嫌いかというと基本的に1本道の『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズすら投げ出すことがあったくらいです。『アンチャーテッド』シリーズなんて開始30分で投げたほどです(笑)


そのわたしでも考えたり試行錯誤したりできる難易度のギミックを提供するのは、かなり作りこんであると思います。たぶん、ここらへんが各所で高評価された最大の理由でしょう。

 

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戦闘がおもしろい!けど、難易度は高い

戦闘はターン制コマンドバトルなので、オールドスタイルですね。しかし、敵が必殺技を使おうとするときに特定の属性で攻撃して「ロック解除」するというゲーム性はシンプルながら奥深いです。


「ロック解除」に失敗すると、必殺技で即死を食らったりするので、基本的にザコ戦でもそこそこ緊張感がありますし、ボス戦の難易度はかなり高いと思います。
そんなわけで途中からしんどくなってきたんですけど、そこはさすがのバランス感覚。戦略的なバトルに不安を感じるひとも安心してください、ちゃんとぬるいゲーマー用に「イージーモード」も搭載されてます!だからこそ、わたしもエンディングまで到達できたわけですからね!


しかも、このイージーモードは「戦闘がかなり楽になる」だけであって、「『ロック解除』というゲームシステムの根幹的な要素を無視できるようになる」わけではない、というのが優れた仕様です。さすがになんも考えずにボタン連打してると、ちゃんと負けます。


すげー楽してるのに「なんかちゃんとがんばった達成感」を得られる、このへんのバランス感覚も評価された理由でしょう。


とはいえ、手ばなしでほめられるわけでありません。敵も味方も1体1体アニメーションして行動するので、バトルのスピード感はかなりもっさりしてます。1戦闘あたりにかかる時間がかなり長く感じるので、「レベル上げ」をする気にはなりませんでした。

 

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世界観や設定はわかりづらかった

ファンタジーやSFっぽい『造語の固有名詞』が序盤から乱れ飛ぶので、世界観設定は重めです。メインストーリーをぼーっと追ってるだけだと、たまにしょっちゅうなんの話をされてるのかわからなくなりました。


このように、メインストーリー以外のイベントで過去の歴史上の出来事などを読み込んでいかないと理解できないっぽいです。「っぽい」と書いたのは、そのへんをほぼスルーしたため、クリアしてもあんま理解できてないからですね(笑)


「歴史や世界観をしっかり作りこんでいる」と評価できるひとならいいところになるでしょうし、「わけのわからん呪文を連発されるのは嫌だ」というひとならマイナス点になるでしょう。

 

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ストーリー展開は軽め

世界観が重めなのにたいして、ストーリーは軽めです。「世界観や設定を理解しないまま進めた」わたしの個人的な印象だと「なんか歴史とか裏設定とかいっぱいありそうだけど、ストーリーがサクサク進むしどうでもいっか」って感じです。


仲間キャラのパーティへの出入りに唐突なことが多かったですし、基本的にほとんどのキャラが「その場のノリと勢い」で行動するので、バックボーンとなる設定があまり生かされてない印象を受けました。まあ、昨今では重厚な設計のキャラがだらだらと話し込んで睡魔を誘ってくるゲームも多いので、サクッと話が進むことは個人的に好印象でした。

 

というわけで、個人的にはそこそこ楽しめました。「2023年の意外なヒット作」と評価されるだけはある良ゲーです。ゲームアワードもいくつか獲得したみたいですしね。ただ、音楽はぶっちゃけショボイかな……。「ダンジョン探索のギミック攻略」や「戦術的な戦闘」を楽しめるひとならおすすめ!

この記事は以上です。

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