こんにちは、テキストアドベンチャー好きのずわいがにと申します。この記事は「PS+エクストラ」のゲームカタログにあった(2024/2/15日現在)『DAEDALUS:The Awakening of Golden Jazz』(ダイダロス)についてのクリアレビューです。
結論からですが、ぜんぜんおもしろくなかったです。1周クリアは5時間くらいでできますし、トロコンも+1時間くらいでできます。ストーリーが命のテキストアドベンチャー(ノベルゲーム)なのにストーリーがクソっす。トロコンマニアのひと以外にはおすすめはできません。
DAEDALUS:The Awakening of Golden Jazzの概要
『だえだるす じ あうぇーくにんぐ おぶ ごーるでん じゃず』ですか?日本のゲームなのにアルファベットオンリーですし、タイトルが長すぎですね。あと、タイトルに「神宮寺三郎シリーズ」の要素がないので、続編というか、シリーズ作品ということことに長いあいだ気づきませんでした。カタログにあるのは見えてたんですけどね……。
本作は「探偵・神宮寺三郎」の学生時代を描いた作品です。のちに相棒になる「洋子くん」との出会いもありますが、はっきり言って薄味です。いてもいなくてもかわらないモブキャラレベル。しかも、人格が中二病っぽくてぜんぜん別人ですし。
前作(って言っていいのかな?)の『探偵神宮寺三郎 PRISM OF EYS(プリズムオブアイズ)』はトロコンまで攻略しました。こちらはスマホ配信などの過去作品のリメイク集なのでグラフィックなどはチープですが、こっちのほうがいくつかのエピソードのストーリーがよくておもしろかったです。どうやら本作はその続編らしいです。前作の感想はこちらの記事でどうぞ。
いちおうグラフィックやUIまわりは向上してます。カメラ視点を360度、ぐりぐり移動できるので、画面は多少リッチです。
まあ、評価点はそれだけですね……。ストーリーとキャラは壊滅的です。
チャプター(章)セレクトが優秀
本編を1回クリアすると、章セレクトができるようになります。
この機能は優秀!トゥルーエンドやトロフィ回収にかなり便利です。それだけ!なにしろ「2周目をやりたい」と思う要素はトロフィーや実績解除以外にありませんから。
とにかくストーリーがひどい
いくら未成年時代の過去の話とはいえ、未来の世界線で「ヘビースモーカーが売りのハードボイルド探偵神宮寺」がいっさいタバコを吸わないとか、キャラ崩壊でしょ……。
事件自体も投げっぱなしのエピソードがあったり、犯人の犯行動機やパーソナリティが「ただサイコパスだったから」みたいなしょうもない理由ばかりで、人間性の掘り下げがぜんぜんなかったり、「洋子くん」がとりあえず出てくるだけで完全に空気だったり、ストーリー面の魅力は皆無でした。
というわけでこのゲームはおすすめできません。スマホ配信作品の寄せ集めの『プリズムオブアイズ』のほうが少なくともストーリー面ではよかったです。
この記事は以上です。